オリ由伸、先発転向へ「ランディのツーシーム」女房役・若月うなった

[ 2019年1月26日 10:00 ]

オリックスの山本
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 オリックス・山本由伸投手(20)が先発転向に向けて「ランディ・ジョンソンのツーシーム」を用意していることが分かった。25日は舞洲でブルペン入りし、捕手の若月に試投。「これはスゴい」と女房役をうならせたほど切れ味のある軌道を見せた。

 「たまたまテレビを見ていたら特集されていたので、自分もやってみようと。右打者に投げられたら大きい」

 メジャー303勝左腕も駆使したツーシームは「外国人特有の動く球」。山本が得意とするカットボールとは反対の変化で、右打者の内角を突けば幅は大きく広がる。「正直、開幕用ではない。いつか使えれば…と思って練習しています」と将来を見据えた取り組みでも、いずれ武器になるのは間違いない。

 昨季32ホールドを挙げたブルペンの柱から3年目の今季は先発再転向が決定。自主トレでは新球チェンジアップを磨き、新たにツーシームという引き出しも増えた。さらに「いつか使えるかも」とワインドアップ投法も練習中で、「これまではバランスの取り方が分からなかったが、今はいい感じで左足に移れるようになった」と手応えを深める。

 スタッフ会議では、もちろんキャンプ1軍スタートが決定。「いい2カ月を過ごせた。でも、張り切りすぎずにやります」。先発スタイルでも他球団を驚かせそうだ。(鶴崎 唯史)

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2019年1月26日のニュース